経済
一昨年、2022年の段階で長引く円安に不安を抱く人は多かった筈だ。あらゆる規制が撤廃されて以来、インバウンド需要に活気づいているとはいえ、自国通貨安が継続することは決して心地の良いことではない。 2023年後半に差し掛かっても1ドル149円台に留まる日…
久し振りの更新なのでお金とテクノロジーをメインテーマとして扱うこのブログらしい題材を記事にしたいと思う。タイトルにもある通り、今回扱う話は都市鉱山に見る令和のゴールドラッシュだ。 ゴールドラッシュと聞いてわたしたちが最初にイメージするのは現…
機能別社会保障給付費の推移 ※出典 国立社会保障・人口問題研究所「令和元年度版 社会保障費用統計」 今日はタイトルにもある通り、少子高齢化時代の医療と財源に関する話をしていこうと思う。この問題はテレビやネット上でも度々話題に上がっているから有名…
今日のテーマは「貨幣の役割」だ。簡単なようで難しいテーマでもあるので、分かりやすく説明するためにも「モズラーの名刺モデル」を使わせてもらうことにする。その中では多くの人が誤解している税金の意味についても説明するつもりだ。 いつもみたいな経済…
思うところがあったので、改めて「貨幣観」に焦点を当てた記事を書くことにした。 経済関連の話題は過去にも何度か取り上げているし、いわゆる「国の借金」と呼ばれるものの正体や国債の取り扱い、税金の意味についてはその都度触れているんだけど、貨幣論を…
ヒカリの学習ノートにようこそ。 今日の内容もMMT(現代貨幣理論)の補足説明だ。 日本と海外の学派ではしばしば主張が食い違うため、両者が立場を異にすることが時々指摘されている。ここでは何故そのようなことが起きているのかについて解説して行く。 ま…
ヒカリの学習ノートにようこそ。 今日はカテゴリー「経済」で投稿した記事「MMT(現代貨幣理論)を知る」に関する補足説明の前編だ。 hikari-note.hatenablog.com 前の記事では国債発行と財政出動の仕組みを簡単に解説することで、いわゆる国(政府)の借金…
ヒカリの学習ノートにようこそ。 ここまで3回に渡って財政赤字とクラウディングアウトといったMMTを取り巻く諸問題や疑問を抱かれている点について説明してきたんだけど、今回は財務省の資料を見ながら不明点をまとめることにしたよ。 以前の記事をまだ読ん…
ヒカリの学習ノートにへようこそ。 今日は、前回までの記事でも話題に挙げていたMMT(現代貨幣理論)について説明して行こうと思う。 デフレ下の現在、経済を語る場面ではこの用語が頻発するし、数々の議論が展開されていることは、ネットやテレビのニュース…
ヒカリの学習ノートにようこそ。 お待たせしたね、今日は「財政赤字とクラウディングアウト-MMTを知る前に-」の後編に入るよ。後の記事で学ぶMMTの予習も兼ねて、国債発行と財政出動の仕組みについても触れて行くことにしよう。 少し前までは「1000兆円の借…
いつもヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日は「財政赤字とクラウディングアウト-MMTを知る前に-」と題して、前後編に渡って政府の財政出動の仕組みについて話して行こうと思う。 分かりやすいようにタイムリーな話題から引っ張ってくるのなら…
ヒカリの学習ノートにようこそ。 さて、今日も一緒にお金の勉強をしていこうか。 タイトルを見て「これ知ってる!」と思った人もいるかも知れない。それもその筈、今から説明する内容は高校の政治経済の学習範囲だからだ。 どうして今更「政経」の授業に立ち…
今日もヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 前回に引き続き国債のキャンセル方法とそれを実行した場合に起こり得る問題点、また、その解決策について一緒に検討して行きたいと思う。 この題材を初めて読む人は前回の記事「政府の負債をチャラにで…
ヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日は「政府の負債をチャラにできる?国債のキャンセルは可能か」と題して、現在日本政府が抱えている債務(バランスシート上では日銀の資産)である国債を帳消しにする方法と、それを実行した場合に発生する諸…
ヒカリの学習ノートにようこそ。今回も引き続き「EU(欧州連合)と共通通貨ユーロの目的」について話して行くよ。前回はユーロ圏とは何かについて、英国のユーロ脱退のニュースを交えて説明したね。今回は更に踏み込んで、そもそもユーロ圏というものが何故生…
ヒカリの学習ノートを読んでくれてありがとう。 今日はEU(欧州連合)とは何なのか?について説明していくよ。 みんなも知っての通り、英国は今年(2020年)1月31日、午後11時(現地時間)にEUを離脱したよね。これにより47年間に及ぶ欧州共同体メンバーとして…