ヒカリの学習ノート

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「お金」が好きなら先ずは知ることからはじめよう!経済からお金の雑学、テクノロジーの動向まで、このブログを読めば一気に学ぶことができるよ。

それでも楽天カードは必要か? 楽天経済圏で失敗しないための準備

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今日は久し振りに身近なお金の話、生活改善関連の話題に触れていこう。息抜きとして気楽に流し読んでもらいたい。

 

だいぶ時間が空いてしまったんだけど、以前に一度だけ楽天経済圏の必須アイテムと攻略法について話していたと思う。まだ読んでない人には先にそちらの記事にも目を通して欲しい。

 

hikari-note.hatenablog.com

 

過去にも楽天カードが楽天経済圏攻略の必須アイテムであることを説いているんだけど、ある程度楽天のサービスを知っている人は「楽天銀行デビットカードで代用できないのだろうか?」と疑問に感じた人もいると思う。

 

結論から言ってしまうと、楽天ポイントを貯めたいのであれば楽天銀行デビットカードと楽天カードをどちらも所有していることが望ましい。

 

このことを前提として、それぞれのメリットについて話して行こう。

取り敢えず作っておいても損の無いデビットカード

 

カード払いに不慣れな人がキャッシュレス入門として使うのに適しているのがデビットカードだ。クレジットカードとの違いは利用額の支払い方法ぐらいだろう。買い物の際にレジでカードを渡して支払うやり方はクレカと一緒だし、よほどカード事情に詳しい店員さんでもない限りはクレジットカードとの違いなんて分からない。

※一部のカードに例外はあるが基本的にはカード番号の刻印がエンボスか否かで判断できる

 

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デビットカードは16歳以上であれば誰でも作ることができるので、事情があってクレジットカードを持てない人でもネットショッピングやサブスクの支払いが出来るようになる。キャッシュレス化が急速に進む昨今においては老若男女問わず手にするべきアイテムだろう。後払いのクレジットカードとは違って使ったお金が即座に口座残高から引き落とされるので、リボ払いの借金に追われる不安もない。無駄遣いしがちな人は日常生活用の口座を作ってみるのも良いだろう。支払い直後にメールで利用額と付与ポイントを知らせてくれるので支出を管理しやすいのが特徴だ。

 

以上の通り『無駄遣いする心配がない』のがデビットカードの最大のメリットと言われているんだけど、それはつまり、出費が嵩む月でも手持ちの資金から払わなければならないということを意味する。さらに、デビットカードをいくら使ってもクレジットヒストリー(CIC、JICCなどに登録されている信用情報)が積み上がらないので、いつまで経ってもスーパーホワイト(ローンの記録が何もないまっさらな状態)になってしまう。

 

日本では依然として現金払いを清いものと考える傾向にあるけど、究極“現金主義者は信用が無い”ことと同義だと考えておくべきだろう。もちろん、この場合の現金主義とは広義の電子マネーやデビットカードも含まれる。いずれもデビットカードと同様に即時決済だからだ。30歳以上でスーパーホワイトの人は破産経験者かクレカを持てない特別な事情のある“ワケありの人”だと勘繰られてしまうので、ローンを組むのが難しくなるというデメリットがある。

 

とはいえ、クレジットカードと併せ持つ分には強力な武器となり得ることは間違いない。デビットカードにはキャッシュカード機能も付いているので、ATMの入出金でも使うことができる。財布(デビットカードを現金感覚の使用)とキャッシュカード、二つの機能が一体化されているのは便利だ。

 

楽天銀行デビットカードでも、楽天銀行カードと同様に使う度にポイントを貯めることができる。還元率はどちらも1%だ。他行のデビットカードと比べれば高い還元率と言えるだろう。※還元率0.5%以下の銀行が殆ど

 

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次に、カードのシンボルである国際ブランドだけど、楽天銀行デビットカードではVISA, Master, JCBの中から好みのブランドを選択することができる。楽天カード(クレカ)ではAmexも選択できるんだけど、日常生活で使う分には主要3ブランドのいずれかを選択すれば足りるだろう。

日本国内メインで使用するのであればデビット、クレカともにJCBでも良いかも知れない。日本オリジナルのブランドを大事にしたいからだ。

 

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カードの種類も豊富で、年会費さえ支払えばシルバーカード(2,200円円/年)やゴールドカード(5,500円/年)を所持することができる。

券面のデザインでステータスを上げたい人の需要にも応えてくれている。

 

それでも持っておきたい楽天カード(クレカ)

 

楽天カードの場合は年会費永年無料の通常カードの他にゴールド、シルバー、ブラックが用意されている。いずれも審査基準が異なるし、所有者の属性に左右されるところが大きいが、信用情報に自信のある人はワンランク上を目指してみるのも良いだろう。

 

その他の特典として、楽天カードほどではないんだけど、楽天銀行デビットも新規入会プログラムの対象になっている。

 

キャンペーンは常時開催されている。楽天経済圏をはじめる段階で見逃さずにポイントを稼いでおくと自信にも繋がるし、ポイント集めが楽しく感じられるだろう。

 

今、お金の管理に悩んでいる、家計簿を付けようか悩んでいるのであれば、キャッシュレス化は絶好のチャンスと言える。楽天カードであれば自動生成された家計簿をアプリで確認できるからだ。実際に、毎月の支払いを全て1枚のカードで済ませることで支出の管理をしているビジネス系ユーチューバーも存在する。わざわざ家計簿を買って記録する手間と費用(家計簿の購入代)を省くことができるのは大きい(無駄なことに時間を使ってはいけない)。

 

また、楽天カード払いの一本化で効率的にポイントを貯めることができるようになる。楽天サービスを利用するほどにSPU倍率が上がるので、貯め方次第ではポイントだけで1カ月分のカード代金を賄うことも可能かも知れない。

 

新規入会&利用でポイントプレゼント|楽天カード

 

先に話したようにデビットカードでもネットショッピングやサブスクの支払いはできるんだけど、家計簿機能はないし、格安simの支払いのように、サービスによってはクレカでしか受付していないところが意外と多い。

 

au、ドコモ、ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアになった楽天モバイルはデビットカード払いも可能なのだが、将来的に楽天経済圏への参入を考えているのであれば楽天カードは持っておいた方が良いだろう。SPUを上げられるのはもちろん、スマホの分割購入手数料が無料になったり、48回に分けて支払うこともできるようになるからだ。

 

楽天モバイルには厳しい評価も目立つけど、まだ走り出したばかりの第4キャリアだ。設備運用やスタッフ教育が落ち着けば奇跡的な料金プランを実現した大手キャリアの一つとして競合を凌駕する成長を遂げることになるだろう。

 

筆者は某犬のお父さんのキャリアを長年使っているが、データ通信料が毎月1GB未満であっても基本料込みで5千円はかかっている。その他に様々なオプションが上乗せされているので実際には7~8千円は請求される(さらに端末の分割払いを含めると1万円以上)。しかも携帯ショップで販売するアクセサリーや端末はアップル等の直営店で購入するよりも割高だ。

 

対する楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)では1GBまでのデータ通信料であれば無料。楽天グループのサービス利用時にはSPU(楽天ポイント倍率)が1倍プラスされる。この楽天経済圏の入り口にすることが0円運用の狙いではないかとも言われている。

 

hb.afl.rakuten.co.jp

 

筆者も2年縛りの呪縛から放たれたら迷わず移行するつもりだけど、来年(2023年)以降もキャンペーンが続いている保障は無い。現時点ではMNP転出による移行だけでも20,000ポイント(事前キャンペーン参加で+1,000ポイント)還元されるので、安いアンドロイド端末1台分の費用が確保できることになる。乗り換えるなら今しかないだろう。

 

様々な支払いに使える楽天ポイント

 

獲得した期間限定ポイントは楽天銀行の振込み手数料*に充てることもできるし、楽天Payアプリでも使うことができるので、楽天市場以外のサービスにも応用可能だ。楽天Payアプリを楽天カードと紐付けておけば期限の近いポイントから優先的に消費されるので、使い忘れてしまう心配もない。

*他行やゆうちょ銀行の本人名義口座への振込を除く

 

また、楽天ポイント(期間限定を除く)は楽天カードやデビットカードの支払いにも使うことができる。これは、他銀行のデビットカードにはない楽天だけのメリットだ。ネットショッピングやサブスク利用料はもちろん、お店での支払いにも貯めていた楽天ポイントを充てることができるので、実質現金と同じ感覚で利用できる。

 

デビットカードのポイント払い設定は簡単で、楽天銀行サイトのマイページにログインしたあとに『カード ATM』タブの設定状況からポイント利用による支払いを設定するだけで完了する。

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楽天カードの支払い方法では楽天銀行の口座を選択することも忘れないようにしたい。これだけでSPUを+1倍にできる。

 

SPUを上げるために気を付けること

 

ここまで、楽天銀行デビットカードと楽天カードの違いと、この二つを併せ持つメリットを紹介してきたのだが、注意点がいくつかある。

 

一つは、毎月利用できるポイントの上限が低いことだ。

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本格的に楽天経済圏に参入して生活したいという人は、楽天カードでSPUを上げてダイヤモンド会員を目指すべきだろう。

 

楽天カードの付帯機能(楽天ポイントカード、Edy、家族カード、ETC)はデビットカードでは付けられないということだ。楽天が頻繁に実施しているポイント増額やキャンペーンにもデビットカードでは参加できないので、楽天カードとの併せ持ちがお得と言える。

 

楽天Payアプリを使って決済する際にも、楽天カードと紐付けておけばチャージの必要がなく瞬時に支払いができるし、しっかりポイントも貯められる。

 

カード利用で消化できなかった期間限定ポイントは、先に説明した楽天Payでの支払いに使う以外にも楽天市場での買い物で端数(100円未満のポイントにならない金額)に宛ててしまうこともできる。

 

例:1230円の支払いであれば30円だけポイントで支払う

 

残りの金額を楽天カードで支払えば、ポイントを貯めつつ使い道に困っていた限定ポイントの消化もできる。

 

その他、楽天市場の利用でSPUを上げる際にも楽天カードの方が優位(デビットだと最大でも2倍まで)になるので、詳細を知りたい人は楽天経済圏について紹介した記事「楽天経済圏入門 必須アイテムと攻略法」を読んでみて欲しい。

 

今回は無料、無審査で手軽に作れる楽天銀行デビットカードの利点と合わせて楽天カードを持つべき理由について紹介した。

 

傷害保険等の保証やサービスも充実しているし、ポイントも貯め易いから、どれか一枚だけクレカを持ちたいという人には迷わず進めたい一枚であることは間違いないだろう。

 

今回の記事を読んで興味を持った人には是非楽天経済圏に参入して欲しい。

 

それでは、また。